(4)環境の保全に向けた取組み  建設省では、近年の地球環境問題の深刻化に鑑み、建築関連分野における二酸化炭素排出量を始めとする環境負荷の削減を図るため、「環境配慮型官庁施設(グリーン庁舎)計画指針」に基づきグリーン庁舎の整備を推進しているところである。  平成11年度は、最初のグリーン庁舎として敦賀第2地方合同庁舎が完成した。平成12年度は、岡崎地方合同庁舎等4件の整備を継続するとともに、新たに那覇第2地方合同庁舎等の3件の整備に着手する。  また、膨大なストックである既存官庁施設については、平成10年度より行ってきた検討結果を踏まえ、環境負荷の低減に配慮した改修工事を実施するほか、改修工事を効果的に実施するための指針類の整備を行う。  さらに、工事実施段階における再生材の活用、建設副産物の発生抑制、リサイクル及び適正処理対策を推進する。