長良川河口堰の運用に伴う河川環境の変化は? 〜モニタリング委員会の提言〜  長良川河口堰モニタリング委員会は平成7年7月の本格運用に際して、魚類・水質等の諸観測(モニタリング)が科学的かつ客観的に行われるように、モニタリングの計画立案・実施・とりまとめについて指導・助言を行うことを目的として各分野の専門家約20名によって設置されました。  平成7年度から11年度までの5年間のモニタリングでは、魚類・生態等に関する詳細な観測を行い貴重なデータを蓄積し、そのデータ及び委員会審議を公開するなど、研究者をはじめ多くの方々が河口堰運用に伴う河川環境の変化について科学的な議論ができるよう努めてきました。  当初より予定していた5年間のモニタリングを終えるに当たり、モニタリング委員会は「長良川河口堰に関する当面のモニタリングについて」と題した提言書をとりまとめました。提言書では、堰運用に伴う調査項目ごとの個々の現象の変化についてコメントするとともに、引き続き河口堰を適切に運用していくために必要なモニタリングの方向が示されています。(提言書は、建設省河川局のホームページ(http://www.moc.go.jp/river/index.html)でご覧下さい。)  今後も長良川の河川環境の保全を図りつつ、河口堰がその本来の目的を達成できるように「中部地方建設局ダム等管理フォローアップ委員会」で引き続き必要なモニタリングを継続していく予定です。