第1節 公共事業改革

 国土交通省は、社会資本整備に大きな責任を持っている。国土交通省としては、最近の公共事業批判に冷静かつ謙虚に耳を傾け、客観的に検証し、改めるべきは躊躇せず改めるとの決意の下、「今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」(13年6月22日閣議決定、以下「基本方針」)及び「構造改革と経済財政の中期展望」(14年1月25日閣議決定、以下「改革と展望」)に示された方針を踏まえつつ、これまでの事業のあり方、進め方等全般をゼロベースで見直し、聖域なき改革に自ら進んで取り組んでいくこととしている。
 本節では、まず最近の公共事業批判を整理・分析した後、公共事業改革の具体的な方向性について述べる。

 

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