(1)成田空港へのアクセス強化

　世界の主要空港(ロンドン、パリ、香港等)の都心との間の鉄道所要時間がおおむね30分以内であるのに対し、成田空港については50分台であり、主要国の中で最も長い所要時間となっている。成田空港利用者の8割は関東居住者で鉄道利用率が高いことから、空港利用者の利便確保のため鉄道のアクセス時間を現在よりも大幅に短縮することが必要である。

　このため、北総・公団線と成田空港を接続する成田新高速鉄道アクセスの整備を進めることにより、都心から成田空港までの鉄道アクセス時間を30分台とすることを目指すとともに、都営浅草線東京駅接着等の早期具体化を目指した検討等により、さらなる鉄道アクセス利便の向上を図る。
　また、車による高速アクセス性を向上するため、自動車専用道路ネットワークの整備を推進することとしている。