(2)船底塗料問題への対応

 有機スズ(TBT)を含む船底塗料が海に溶け出すことにより、海洋生物に異常が発生する問題について、日本は世界に先がけてこのような塗料の使用を禁止した。さらに、全面的な使用禁止を目指してIMOに対して規制の条約案を提案してきた結果、平成13年10月の国際会議においてこの条約案が採択された。
 このような動きの中、海上保安庁では海洋環境における有機スズ化合物の汚染状況をモニタリングするため、船舶が輻輳する主要湾域において海底堆積物中の有機スズ化合物の調査を実施している。

 

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