3．防災分野のIT化

　IT技術を活用した公共施設管理・危機管理の高度化を実現するため、防災関係機関との高速情報通信の基盤となる光ファイバ網の構築を進めている。
　さらに、公共施設管理用光ファイバとGPS、モニターカメラ等各種情報通信システムを組み合わせ、各種施設の適切な維持管理や効果的な運用を図っている。
(ア)地震時の橋梁の被害状況、通行規制区間、法面、雪崩等の状況をリアルタイムで把握する等災害時の管理の高度化を図る。
(イ)水門、排水機場等の管理の遠隔操作や河川の流況や火山地域等の遠隔監視のための施設整備を推進し、河川等の管理の高度化を図る。
(ウ)下水処理場、ポンプ場等の施設間を光ファイバ等で結び、遠隔監視・操作で下水道管理を行う。
(エ) 海岸の状況を把握するシステムを構築するための光ファイバ網の敷設、CCTV等の施設の整備を図る。また、迅速・的確な海象情報の収集や海岸利用者等への安全情報の早期提供を行うとともに、水門や陸閘等の施設を迅速かつ一元的に操作し津波・高潮の未然防止を図る津波・高潮防災ステーションを整備する。