2.転換の方向性  以上のような基本的考え方を踏まえ、21世紀型の交通政策への転換の方向性を述べる。交通政策のうち社会資本整備に関係するものについては、前節「21世紀型社会資本整備への転換」の考え方で述べたとおりである。すなわち、交通分野ではもともと基盤整備(ハード)のみならず規制等によるソフト行政がこれと適切に組み合わされてきたが、今後は、前節で述べたように、ハード・ソフトの連携をより一層強化する。以下では、交通に固有の行政手法変革について述べる。