(7)アジアの近隣諸国との観光交流の促進 1)日中両国の観光交流の促進  中国国民の観光目的での渡航可能地域として我が国が加えられたのを受けて、中国国民による訪日団体観光旅行が政府間の調整を経て、中国の一定地域からの訪日団体に限定するなどの条件をつけた上で12年9月から開始された。13年10月上旬には770団体、1万5,000人に達する実績となっており、両国の国交正常化30周年を記念した2002年「日本年」・「中国年」を契機として、今後とも、一層の健全な発展を図りつつ日中間の観光交流の促進を図っていくこととしている。 2)日韓両国の観光交流の促進  平成18年までに日韓両国民の相互交流と他地域から両国への来訪者の合計を11年実績の約2倍の1,600万人とすることを目指す「東アジア広域観光交流圏構想(EASTプラン)」が、12年11月、日韓観光当局間で合意された。14年の日韓国民交流年を契機に、今後必要な施策を具体化し、両国が官民一体で推進していくことで、広域観光交流圏の形成を目指すこととしている。