(4)外航海運業  貿易立国である我が国にとって、貿易物資を安定的に輸送する手段である外航海運は非常に重要であり、激しい国際競争にさらされている我が国外航海運の国際競争力強化を図るため、船舶の特別償却制度、日本政策投資銀行による長期低利融資等の支援措置を講じている。  また、急激に減少している日本籍船及び日本人船員の維持・確保を図るため、国際船舶制度(注)を創設し、税制上の支援措置を講じている。その後も、若年船員養成プロジェクトの実施、外国資格受有者に対する承認制度の導入等、その拡充に努めている。 (注)日本籍船のうち安定的な国際海上輸送の確保上重要な船舶を国際船舶と位置づける制度。