第II部 国土交通行政の動向 

第1節 安全保障・危機管理機能の強化

1.ハイジャック・テロ対策の推進

 平成13年9月11日の米国同時多発テロ以降、1年以上が経過したが、14年10月には、イエメン沖やインドネシアバリ島における爆発事件が発生するなど、テロ事件が多発しており、現在のテロ情勢は極めて厳しい。
 このため、米国同時多発テロ以降、講じてきたハイジャック対策、国内重要施設の警戒警備等の各種のテロ対策について再点検するとともに、引き続き、強化・推進している。
 また、14年6月26、27日に開催されたカナナスキスサミットにおいて「交通保安に関するG8協調行動」がG8首脳間で合意されるとともに、14年10月26、27日に開催されたAPEC首脳会合においては、APEC域内の交通の安全確保策等を盛り込んだ「テロリズムとの闘い及び成長の促進に関するAPEC首脳声明」が合意されるなどテロ対策の強化が求められている。
 これらを受け、国土交通省においては以下の通り各種対策に取り組んでいるところである。

 

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