第II部 国土交通行政の動向 

(5)船舶排出ガス問題への対応等への取組み

 船舶からの温室効果ガスの削減について、現在IMO(国際海事機関)で検討されており、我が国はCO2等の温室効果ガスに関する調査結果を提出するなど積極的に対応しているところである。
 また技術開発については、既存のガスタービンエンジンより燃料消費量を約30%削減でき、かつNOx排出量も高速ディーゼルエンジンの約1/10という世界最高水準の舶用ガスタービンエンジン(SMGT:スーパーマリンガスタービン)の開発に成功したが、さらに、平成18年度からの実用化を目標に、これを装備した次世代内航船(スーパーエコシップ)の研究開発も進めている。

 
図表II-7-2-8 スーパーエコシップ

スーパーエコシップは、スーパーマリンガスタービンと電気推進システム、二重反転式ポット型プロペラ、ガスタービン対応新船型を備えた船舶である。

 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む