(地域の高齢化の状況)  人口高齢化の状況を地域別にみてみると、かなりの格差がある。平成12年(2000年)時点での65歳以上の老年人口割合は全国で17.3%であるのに対し、最高の島根県で24.8%、最低の埼玉県で12.8%となっており、概して大都市圏域で低くなっている。  国立社会保障・人口問題研究所の推計によって、平成12年(2000年)から平成42年(2030年)までの間の老年人口の増加率をみると、最も高いのは埼玉県(125%-現在の2.25倍に増加)で、千葉県(109%)、神奈川県(99%)と続いており、今後は、高度成長期の大規模な人口流入の影響を受けて、大都市圏域で老年人口が急激に増加することが予想されている。 図表I-2-1-15 都道府県別老年人口の増加率【平成12年(2000年)〜平成42年(2030年)】