(非正社員の増加)  次に、「労働力調査」及び「労働力調査特別調査」によって「非正規の職員・従業員」の割合についてみてみると、昭和63年(1988年)には18.3%であったが、平成14年(2002年)では30.5%を占めている。 図表I-2-2-30 役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員割合の推移  このうち、パートタイム労働者について、総務省の「労働力調査」によってみてみると、現在パートタイム労働者の約7割は女性が占めており、女性雇用者に占めるパートタイム労働者の比率は上昇を続けている。 図表I-2-2-31 短時間雇用者(週間就業時間35時間未満の者)数の推移-非農林業- 図表I-2-2-32 女性の短時間雇用者(週間就業時間35時間未満の者)の割合の推移-非農林業-  また、若年層の非正社員のうち定職に就かないでパートやアルバイトなどで働くいわゆる「フリーター」の数が年々増加しており、平成12年(2000年)時点で193万人に上ると推計されている(日本労働研究機構「大都市の若者の就業行動と意識」)。こうしたフリーターの増加は、本人の能力の発揮の問題だけでなく、経済や社会全体の生産性や活力といった観点からの問題も提起している。 図表I-2-2-33 フリーター数の推計