(2)福祉や介護を支えるモビリティーの確保 (介助を要する高齢者等のためのスペシャル・トランスポート・サービス(STS)の導入)  介助を必要とする高齢者等の移動ニーズにきめ細かく対応するためには、ドア・ツー・ドアの輸送サービスの充実が不可欠である。このため、タクシー事業者による福祉タクシーの導入を推進するとともに、小型車両による軽福祉タクシーの導入を可能にすることにより費用面等の利便性の向上を図ってきたところであるが、タクシー事業者とボランティア団体等が、それぞれの専門分野を活かしたすみわけを図りつつ、共同予約受付けなどにより、全体として効率的で利便性が高く安全な輸送サービスを提供することを目的として、スペシャル・トランスポート・サービスの実証実験に取り組んでいる。 図表I-3-2-17 スペシャル・トランスポート・サービス(STS)概要図