(1)燃料電池プロジェクトチーム  平成14年2月に国土交通省、経済産業省、環境省の三省副大臣からなる燃料電池プロジェクトチームが設置され、燃料電池の実用化・普及の加速化に向けた課題の抽出を行うとともに、今後拡充・強化すべき具体的な施策について検討を重ねた。同年5月に、「燃料電池プロジェクトチーム報告書」を取りまとめ、燃料電池自動車500万台、定置用燃料電池1,000万kWを2020年(平成32年)の導入目標として設定した。同報告書には、今後拡充・強化すべき以下の施策が提言された。  ・産学官の適切な役割分担のもと、戦略的技術開発の推進  ・実証実験、先進的モデル事業の推進を通じた環境特性、安全性等の客観的なデータの収集  ・将来必要な社会的コンセンサスの育成  ・国際標準化対応のための安全性・信頼性等の試験評価手法の確立  ・2005年(平成17年)を目途に安全性の確保を前提とした包括的な規制の再点検