コラム・事例 奈良県吉野町における地域づくり活動「吉野 山灯り実行委員会」  面積の約80%を山林が占める良質な木材の産地として有名な吉野町では、平成10年より町や木材に関する地場産業の団体などで組織する「吉野 山灯り実行委員会」が中心となり、吉野にある素材(杉、檜、和紙等)を活用した照明の展示会「吉野 山灯り展」を開催し、延べ約5万人が訪れています。  また、一般参加者への作成講座「吉野 山灯り塾」は、例年50名以上の参加者を広く近畿圏から集め、デザイン・技術講習から作品制作までの3回の講座の体験や作品のコンテスト展を通じた地域間の交流を促進しています。  これらの取組みを通じて、地域の魅力と地域資源の良さが再認識され、地元の高校、地域づくり団体等の参加・連携に発展するなど、住民活動を核とした地域活性化が図られています。  なお、この吉野町における取組みは、その個性ある地域づくりへの貢献が評価され、第18回(平成13年度)地域づくり表彰国土交通大臣賞を受賞しています。 吉野 山灯り展(奈良県吉野町)