第II部 国土交通行政の動向 

2.海岸・沿岸域の環境の整備と保全

 高潮、津波、波浪等から海岸を防護するとともに、生物の生息・生育地の確保、景観への配慮や海浜の適正な利用の確保等が必要であり、このような観点から「防護」「環境」「利用」の調和のとれた海岸の整備と保全を推進している。具体的には、既に防護機能が確保されている海岸において、地域住民等の参画により、生態系に配慮した既存海岸保全施設の改良が行えるようエコ・コースト事業制度の拡充を平成15年度に行い、計画策定やモニタリング等を実施している。また、自然環境に配慮した海岸づくりの進め方及び藻場・干潟の喪失、砂浜の減少、沿岸域での新たな利用の拡大等をはじめとする諸問題に対応した望ましい沿岸域管理のあり方について、検討を行っている。

 

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