第II部 国土交通行政の動向 

(4)総合的な技術開発の推進

 建設技術に関する重要な研究課題のうち、特に緊急性が高く、対象分野の広い課題を取り上げ、行政部局が計画推進の主体となり、産学官の連携により、総合的、組織的に研究を実施する制度として「総合技術開発プロジェクト」を実施している。平成15年度は、「リアルタイム災害情報システムの開発」、「ロボット等によるIT施工システムの開発」、「準天頂衛星測位・通信システムの開発」の3課題について新規着手し、計7課題について研究開発に取り組んでいる。
 また、運輸分野における技術開発課題は、最近の経済・社会情勢の変化により多様化してきている。そのための研究開発を円滑に推進するため産学官が一体となった総合的な研究体制を組織し、先導的または波及的性格を有し技術水準の向上に著しく寄与するものについて支援を行っている。平成15年度は、「ITを活用した次世代海上交通システムの技術開発」、「準天頂衛星による高精度測位補正に関する技術開発」、「災害時緊急輸送システムの開発」を実施している。

 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む