(わかりやすい目標像)  取組みによって実現しようとしている地域の姿が、総花的・抽象的な言葉にとどまらず、わかりやすく、具体的に想い描くことができるものとなっていることが、共感を得られ、その目標像の実現へ向けた整合的な取組みへとつながる。例えば、町の総合計画に「うるおいのある美しい町」を位置付けるとともに建物の形式、色彩や素材等について誘導する指針を示したこと等によって景観に対する関心が町全体に波及し、歴史と風土を活かしたまちづくりが実現した取組みなどがある。  このため、誰もが反対しにくい抽象的な表現ではなく、様々な参加主体が自らの行動を想定することができるような具体的な目標像とし、また、目指す目標像とともに、取組みの過程において段階的に達成すべき成果とその手段を具体的に明らかにすることが必要である。