コラム・事例 川の指導者を育成する民間の全国組織〜川に学ぶ体験活動協議会〜  「川の指導者」の育成などを通じて川と人々との関係をより深いものにしていくことを目的に、川で様々な活動をしている全国各地の市民団体等が中心となって平成12年9月に設立されたのが、「川に学ぶ体験活動協議会」(RAC)です。  水辺に子どもの賑わいをもう一度取り戻すために、子どもを安全に楽しくいざなうことができる川の指導者を育成しようと、カリキュラムを作成し、指導者の認定制度づくり・育成講座を開催してきました。3日間(21時間)以上かけて行う「川の初級指導者育成講座」は、これまでに全国46箇所で開催され1,000人余りが修了し、より高度な「川の中級I指導者育成講座」は、全国6箇所で開催され200人余りが修了しました。こうして育った川の指導者は、全国各地で様々な市民団体活動や総合的学習の時間の体験活動で活躍しています。  また、安全は自分で確保するものという観点から、子ども自らに危機管理意識を学んでもらうため、子どもを対象とした実習講座「子どもの水辺安全講座」も全国各地で展開しています。  このように様々な取組みを積極的に行ってきたことで、設立当初は加盟団体数が12団体だったのが、現在では、119団体(平成15年10月現在)を擁する団体にまで成長しました。 (「川に学ぶ体験活動協議会」ホームページアドレスhttp://www.rac.gr.jp/)