(2)国際的な連携・協力のリード  航空の国際性にかんがみると、有効なテロ対策を展開していくためには国際的な協調が不可欠である。そこで我が国は、米国同時多発テロ発生直後に開催された国際民間航空機関(ICAO)総会において、航空保安に係る閣僚レベル会議の早期開催、航空保安に関する国際的基準の見直し等の提案を行った。同総会では、これを踏まえた「民間航空機を破壊兵器として不正使用すること及びその他のテロ行為に対する宣言」が平成13年10月に決議された。  一方、技術協力では、毎年途上国の航空保安関係者を集めて航空保安セミナーを実施し、我が国の航空保安を紹介する等、各国の航空保安対策の改善に貢献している。