3.女性の視点から見た交通サービス  女性の社会進出を支える取組みの一環として、平成14年に実施した女性の視点から見た交通サービスの向上に関するアンケート調査の結果を受けて、利用者の要望が大きいと判断された交通サービスについて、各事業者における普及拡大を促進すべく、モデル実験を行ってきた。  まず、平成14年10月から「女性専用車両路線拡大モデル調査」を阪急電鉄・京阪電気鉄道の協力を得て実施し、利用者の意見や導入時の課題等を報告書にまとめ、事業者の導入の手引きとなるように15年12月に公表した。同年12月末現在、女性専用車両は関東、中部、関西、九州の13鉄道事業者にまで導入が広がっている。また、平成16年1月から、働く女性等が深夜に帰宅する際にもリラックスしてタクシーを利用できるような「女性乗務員による女性優先タクシー」、2月から、働く女性等が不在時に受け取れなかった荷物を帰宅時に自宅付近のコンビニで受け取れるような「コンビニにおける宅配便受取ロッカーサービス」のモデル実験調査を、それぞれ事業者の協力を得て実施し、これらのサービスの普及可能性を探るべく、検討を進めているところである。 <女性乗務員による女性優先タクシー> <コンビニにおける宅配便受取ロッカーサービス>