第II部 国土交通行政の動向 

第3節 国民の旅行環境の整備

1 長期滞在型旅行の促進

(1)休暇の取得促進・分散化

1)長期家族旅行の普及・定着
 長期家族旅行国民推進会議において、関係省庁(厚生労働省、文部科学省、経済産業省)と連携して、経営者、労働者、教育関係者、福祉関係者及び観光関係者を始めとする国民各層の参画の下、幅広い観点から議論を行い、平成16年6月に報告書を取りまとめた。これを踏まえ、長期家族旅行の普及・定着に向けた啓発活動等を実施するべく諸施策の検討を行っている。

2)「秋休み」取得促進キャンペーン
 旅行業、運輸業等のツーリズム産業に携わる企業が加盟する日本ツーリズム産業団体連合会では、一時期に集中する休暇の分散化を推進するため、9月から11月に数回ある秋の祝日3連休に有給休暇を1〜3日つなげる長めの「秋休み」を国民に普及するための啓発活動を行っている。平成16年度においては、ポスター等による広報活動やキャンペーンイベントの開催、「秋休み」に合わせた各種旅行商品、企画きっぷ等の販売促進を通じ、「秋休み」の取得促進による旅行需要の創出・拡大を図った。

 

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