第II部 国土交通行政の動向 

(3)総合的な技術開発の推進

 建設技術に関する重要な研究課題のうち、特に緊急性が高く、対象分野の広い課題を取り上げ、行政部局が計画推進の主体となり、産学官の連携により、総合的、組織的に研究を実施する制度として「総合技術開発プロジェクト」を実施している。平成16年度は、「持続可能な社会構築を目指した建築性能評価・対策技術の開発」、「都市空間の熱環境評価・対策技術の開発」の2課題について新規着手し、計8課題について研究開発に取り組んでいる。
 また、運輸分野における技術開発課題は、最近の経済社会情勢の変化により多様化してきている。そのための研究開発を円滑に推進するため、産学官が一体となった総合的な研究体制を組織し、先導的または波及的性格を有し技術水準の向上に著しく寄与するものについて支援を行っている。平成16年度は、「陸・海・空の事故防止技術の開発」について新規着手し、計4課題について研究開発に取り組んでいる。

 

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