災害に強い国づくりをめざして 

3.スマトラ島沖大規模地震及びインド洋津波被害への対応

 平成16年12月26日、インドネシア・スマトラ島北部西方沖を震源にマグニチュード9.0の地震が発生した。さらに、この地震により津波が発生し、インド洋沿岸国10ヶ国以上に大きな被害が発生した。被害状況の全体像を把握することは困難を極めているが、死者・行方不明者約30万人と言われている。
 国土交通省では、タイ政府からの要請で派遣された国際緊急援助隊救助チームに海上保安庁から職員13名が参加、現地で捜索救助活動を実施した。また、復旧・復興支援として、タイ、スリランカ、モルディブに、津波対策や復旧・復興活動の専門家を派遣した。
 また、国連防災世界会議で呼びかけられたインド洋の津波早期警戒メカニズムの構築に積極的に貢献するとともに、アジア太平洋地域インフラ担当大臣会合等の枠組みを活用した我が国の対策等の紹介、関係省庁・機関等と連携した今後の被災地の復旧・復興、被災国の防災能力の向上に向けた人材育成等の支援活動に積極的に取り組むこととしている。

 
<国際緊急援助隊救助チームの活動>



 

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