(第3の極となりつつある東アジア諸国・地域と日本)  また、近年、EU、NAFTAのように、各国単独ではなく、経済圏を形成して経済活動を拡大させる動きが見られる。こうした動きの中で、成長する東アジア諸国・地域と日本のシェアの合計は、人口では32.0%と世界全体の約1/3を占め、GDPで20.5%、貿易額では輸出25.5%、輸入22.1%と、いずれも20%を超える第3の極を形成しつつある。  このように、東アジア諸国・地域は近年大きく成長し、日本と合わせると第3の極を形成しつつあるまでになっている。今後の我が国の社会経済を考える際には、成長する東アジア諸国・地域とどう向き合っていくかが重要となる。