(3)流砂系一貫した総合的な土砂管理の推進  ダム堆砂の進行、河床低下、海岸侵食等の土砂管理上の問題点が顕在化している流砂系において、砂防、ダム、河川、海岸の各領域が連携しつつ、適正な量・質の土砂を下流領域に供給し、生態系、景観等の環境面の保全・再生を含めた総合的な土砂管理を推進している。平成16年度においては、ダムの排砂バイパスの設置や、透過型砂防えん堤(注)の整備、荒廃地の緑化、堆積土砂の養浜等への活用等を行っている。 (注)スリット等の透過部を有する砂防えん堤のことで、中小出水時には無害な土砂を流すことが可能。