(4)集中豪雨と温暖化の関係  1時間の降水量が50mmを超える大雨は、近年、年々の変動幅が大きくなり、発生回数も増加する傾向にある。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第三次評価報告書では、地球温暖化がさらに進むと見込まれる21世紀中には、強い降水現象が多くの地域で増加する可能性がかなり高いと予測している。しかし、気候変動と大雨の発現回数との関係についてはまだ十分解明されておらず、その解明は今後の研究課題である。 図表5 1時間の降雨量が50ミリ以上の集中豪雨の発生回数