第II部 国土交通行政の動向 

2 政策評価の推進

 国土交通省では、1)国民本位で効率的な質の高い行政を実現する、2)成果重視の行政への転換を図る、3)統合のメリットを活かした省全体の戦略的な政策展開を推進する、4)国民に対する説明責任(アカウンタビリティ)を果たすという4つの目的の達成を目指して、「行政機関が行う政策の評価に関する法律」に基づく「国土交通省政策評価基本計画(基本計画)」を策定し、政策評価を実施している。
 基本計画では、「政策アセスメント(事前評価)」、「政策チェックアップ(業績測定)」、「政策レビュー(プログラム評価)」を政策評価の基本的な3つの方式として定め、従来から取り組んできた個別公共事業及び個別研究開発課題の評価と併せて実施することとしている。
 平成17年3月に、実施中の施策の中から、国民の関心の高さ等の観点より5テーマを選定し、総合的かつ詳細な分析を行う政策レビューを実施した。また、同年7月には国土交通省の重要な27の政策目標について、117の指標を用いてその達成度を測り、政策チェックアップとして取りまとめた。これらを踏まえ、同年8月に43の新規施策等について、政策アセスメントで必要性、効率性、有効性を評価し、政策の改善等の方向性を示した。このようにして、政策についてPDCAサイクルを定期的に実施している。
 また、社会資本整備重点計画についても、35の指標のうち国土交通省関連のものを用いて政策チェックアップを実施し、その結果、おおむねすべての指標について順調に推移しているという評価結果を得た。(注)


(注)国土交通省政策評価関係ホームページ http://www.mlit.go.jp/hyouka/index.html

 

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