第II部 国土交通行政の動向 

(4)技術研究開発の促進

1)超電導磁気浮上式鉄道(超電導リニア)
 超電導リニアについては、平成9年4月から山梨実験線において走行試験が行われている。17年3月の「実用技術評価委員会」において、これまでの技術開発について「実用化の基盤技術が確立した」との評価を受ける一方、メンテナンスを含めた更なるコスト低減のための技術開発等が必要とされ、走行試験を継続することについて提言を受けた。これらを踏まえ、高温超電導磁石等高度化技術の開発を進めるなど、引き続き技術開発を推進している。

2)フリーゲージトレイン
 フリーゲージトレインとは、車輪の幅を変えることにより、異なる軌間(レール幅)の線路の走行が可能な電車である。これにより新幹線から在来線への直通運転が可能となり、利用者の利便性が飛躍的に向上する。現在、これまでの各種試験の結果等を踏まえ、新しい台車の開発等の技術開発を推進している。

 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む