第II部 国土交通行政の動向 

(2)地方バス路線への補助

 地域住民、特に自らの交通手段を持たない高齢者や学童等の「移動制約者」にとって必要不可欠な公共交通機関である乗合バスの路線維持・確保は、重要な課題となっている。
 このため、国と地方の役割分担の下、一定の基準に該当する広域的・幹線的路線(生活交通路線)(注)に重点化して、維持対策費の補助を行っている。それ以外の路線についても、地方公共団体の判断により維持を図ることとし、そのために所要の財政措置が講じられている。


(注)地域協議会で維持・確保が必要と認められ、国が定める基準(複数市町村にまたがり、キロ程が10km以上、1日の運行回数が3回以上等)に該当する広域的・幹線的路線

 

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