第II部 国土交通行政の動向 

(3)自由で公正な海外建設市場の形成に向けた取組み

 我が国建設業は、世界に誇る優れた技術・ノウハウを蓄積し海外にも進出してきており、2004年度(平成16年度)の海外受注額は1兆617億円と4年ぶりに1兆円を超えたものの、1997年(平成9年)のアジア経済危機以降厳しい状況が続いている。国土交通省は、建設業の国際競争力の強化に向けて取り組んでおり、海外におけるビジネス環境改善やビジネス機会の増大を目指して積極的な建設外交を展開している。具体的には、EPA等の政府間交渉の場を積極的に活用して建設市場の開放等を求めるとともに、我が国建設業の技術やノウハウのPR等を図っている。

 

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