2 鉄軌道交通における安全対策  鉄道運転事故件数及び死傷者数は、踏切事故防止対策の推進、自動列車停止装置(ATS)等の保安設備の整備・改良等安全対策を着実に実施してきた結果、長期的に減少傾向が続いている。しかしながら、平成17年4月にはJR西日本福知山線において、死者107名、負傷者549名という甚大な被害をもたらし、社会的にも大きな影響を与えた列車脱線事故が発生したことから、安全対策の一層の推進が必要である。 図表II-6-2-1 鉄道運転事故件数及び死傷者数の推移