第II部 国土交通行政の動向 

第2節 複数の交通機関の連携強化

1 マルチモーダルな交通体系の構築

 マルチモーダルな交通体系とは、複数の交通機関の連携を通じて、効率的で良好な交通環境が提供される交通体系であり、我が国の国際競争力の強化と、ドア・ツー・ドアのサービスを、環境にやさしく、適切なコストで提供することを目指している。マルチモーダル施策を推進するために、空港、港湾、鉄道駅等の拠点、高規格幹線道路、これらを接続する道路、連絡鉄道等の重点的な連携整備と機能向上により、スピードアップと乗継ぎ・積替えの円滑化を図っている。
 
図表II-5-2-1 中部国際空港の開港及びアクセス道路開通による物流広域化

平成17年2月に中部国際空港が開港するとともに、そのアクセス道路としてセントレアラインが同年1月に開通した。そのアクセス性の良さから中部国際空港へのシフトが進み、従来の名古屋圏に加え、東日本地域等の利用が増加し、物流交通の広域化が図られた。

 

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