2 生活のための移動手段の維持(←第1章第2節2(1)、第3節2(1)) 【地域公共交通を維持・再生する】  地域の足である公共交通の維持・再生のために、各公共交通事業者や関係自治体等からなる協議会による総合的な取組みを促進する。さらにこれと連携して行う地方鉄道等の利便性向上に向けた取組み(コミュニティ・レール化)や公有民営化等による事業再構築を支援する。  厳しい経営環境にある地方バスについては、路線の維持を図るとともに、効率的な運行を促進する。  離島住民が日常生活を行う上で必要不可欠な離島航路についても、就航率の向上等のための港湾整備を行うとともに、公設民営化等の運営改革、寄港地の集約化、省エネ船舶建造の推進などの構造改革に取り組む。 図表I-2-2-1 地域公共交通を維持・再生する取組み 【生活道路を充実させる】  地域において安全で快適な移動を実現するため、通勤や通院など日常の暮らしを支える生活圏の中心部への道路網や、救急活動に不可欠な道路網の整備を推進するとともに、現道拡幅及びバイパス整備等による隘路の解消を推進する。