第6節 新たな国と地方、民間との関係の構築 1 国と地方の新たな関係  国土交通省では、国民の安全・安心の確保、成長力・国際競争力の強化、地域の自立・活性化等の国民生活に直結する重要な課題に対して、国と地方の適切な役割分担を踏まえ、都道府県・市町村等との連携を図りながら、全国的な規模又は全国的な視点で行うべき施策等を推進している。  例えば、人口、財政力等の地域間格差の拡大が見込まれる中、地域の実情に応じ、コスト削減を図りつつ、適切な選択を可能とする柔軟な規格・基準の設定(ローカルルールの導入)が必要であり、「1.5車線的道路整備」(注)の導入(平成20年度は32道府県で実施)等を実施している。 (注)整備効果の早期発現等を目的に、地域の実情に応じて道路構造令を弾力的に運用するもので、全線を2車線で整備するのではなく、1車線の整備と待避所の設置を組み合わせた整備手法