コラム みなとを核とした地域の活性化  原材料、製品等のバルク貨物輸送における船舶の大型化等の動向を踏まえ、多目的国際ターミナルの整備等による港湾機能の強化を進めています。これにより、臨海部において、建設機械等の加工組立型産業を中心に新たな企業立地が進み、新規の民間投資や多くの雇用が創出され、地域経済に大きな効果をもたらしています。  例えば、大分県の中津港では、平成16年の多目的国際ターミナル等の供用に合わせ自動車工場と関連企業が進出し、約1,015億円の民間投資と約5,300人の雇用が創出されました。また、茨城県の茨城港では、国際海上コンテナターミナル等の供用により、19、20年に建設機械メーカーが立地し操業を開始するなど、新たに約700億円の民間投資と約1,000人の雇用が創出されました。  今後とも、港湾を核とした物流機能の強化等により、臨海部産業空間の立地環境の魅力向上が期待されています。 みなとを核とした地域活性化の事例