2 歩行者・自転車優先の道づくりの推進
1)人優先の安全・安心な歩行空間の形成
通学路を主とした歩道等の整備を推進しており、この際、市街地など歩道等の整備が困難な地域においては、路肩のカラー舗装や防護柵設置等の簡易な方法を含めた安全・安心な歩行空間の創出に取り組んでいる。
2)安全・安心な自転車利用環境の整備
道路管理者と警察が連携し、全国98箇所の自転車通行環境整備モデル地区を指定し、自転車道や自転車専用通行帯等の整備を推進しており、モデル地区における整備効果や整備上の課題等について調査、検証を実施している。
3)質の高い歩行空間の形成
歩くことを通じた健康の増進や魅力ある地域づくりを支援するために、豊かな景観・自然、歴史的事物等を結ぶ質の高い歩行空間を形成するウォーキング・トレイル事業を推進している。
4)わかりやすい道案内の推進
地理に不案内な歩行者等に対して、目的地へのわかりやすい道案内手法の導入や各種情報提供手段の連携等による情報提供の充実に取り組んでいる。
5)柔軟な道路管理制度の構築
自動車交通の一層の円滑化と安全に加え、安全な歩行空間としての機能や地域のにぎわい・交流の場としての機能など道路が有する多様な機能を発揮し、沿道住民等のニーズに即した柔軟な道路管理ができるよう、(ア)市町村による国道又は都道府県道の管理の特例(代行制度)、(イ)市町村による歩行安全改築の要請制度、(ウ)NPO等が設置する並木、街灯等に係る道路占用の特例、(エ)道路と沿道施設を一体的に管理するための道路外利便施設の管理の特例等を実施している。