コラム 北海道南西沖地震による大津波災害からの復興(北海道奥尻島)  1993年7月の北海道南西沖地震により、大津波に襲われ、死者・行方不明者198名、集落の壊滅等の甚大な被害を受けた奥尻島では、被災住民の意向をくみ取り、一部の地域ではもとの場所で生活できるよう津波高に対応する防潮堤の背後に盛土を行い、道路、避難場所等の整備を行ったほか、他の地区については高台への集団移転を行うなど、防災面に配慮したまちの復興が進められた。