コラム コミュニティを再生する復興まちづくり(兵庫県神戸市)  阪神・淡路大震災において8割の建物が倒壊、焼失した兵庫区の松本地区では、震災4ヶ月後にまちづくり協議会が設置された。震災復興の土地区画整理事業に当たって、震災での火災被害を教訓に、下水道の高度処理水を活用した「せせらぎ」の新設など、住民主体のまちづくり提案がなされた。このせせらぎの管理について市と協定を締結し、定期的な清掃活動が住民の手で実施されるなど、コミュニティの再生が進められた。