第2節 総合的・一体的な物流施策の推進  経済構造の一層のグローバル化、地球温暖化対策の必要性の増大、貨物セキュリティ確保の要請の高まりなど、物流を巡る環境には様々な変化が生じている。これらから生ずる課題に迅速かつ的確に対応するため、平成21年7月に策定された「総合物流施策大綱(2009-2013)」に基づき、1)グローバル・サプライチェーンを支える効率的物流の実現、2)環境負荷の少ない物流の実現等、3)安全・確実な物流の確保等の3点を施策の基本的方向性として、物流施策を総合的・一体的に推進していくこととしている。今後とも、その時々の経済社会の変化に的確に対応した物流のあり方とその意義を明確にし、横断的な政策を講じていくことが必要である。