2 循環資源物流システムの構築 (1)海上輸送を活用した循環資源物流ネットワークの形成  循環型社会の構築に向けて循環資源の「環」を形成するため、港湾においては、広域的なリサイクル施設の立地に対応した循環資源物流の拠点港(リサイクルポート)を全国で22港指定している。また、循環資源取扱支援施設の整備、官民連携の促進、循環資源の取扱いに関する指針の作成・周知等を行っている。 図表II-7-2-3 リサイクルポートの指定 (2)廃棄物海面処分場の計画的な確保  内陸部においては、廃棄物の最終処分場の確保が困難になってきていることから、適正なリサイクル等を行った後で、なお埋立処分が必要な廃棄物等の最終処分を行うため、港湾において、港湾の利用と調整を図りつつ、海面処分場を整備している。特に大阪湾では、大阪湾フェニックス計画に基づき、近畿2府4県168市町村の廃棄物等を受け入れている。