第3節 国土政策の推進  総合的な国土の形成に関する施策の指針として、「多様な広域ブロックが自立的に発展する国土を構築するとともに、美しく、暮らしやすい国土の形成」を新しい国土像として掲げる国土形成計画(全国計画)及び各広域ブロックの地域戦略とその具体的な取組みをまとめた広域地方計画並びに持続可能な国土管理を基本方針とする第四次国土利用計画(全国計画)に基づき、総合的な国土政策を推進している。  その一環として、国土形成計画(全国計画・広域地方計画)では、国土形成計画の関係主体への指針性を向上させるため、計画のモニタリングが求められており、毎年度実施している。  また、全国計画については、計画策定後の社会経済情勢の変化等にも的確に対応しながら推進される必要があることから、「国土形成計画法」第7条及び国土交通省事後評価実施計画に基づき、平成24年度に政策レビューを取りまとめた。  一方、広域地方計画については、東日本大震災を受け、国土審議会防災国土づくり委員会において、23年7月に「災害に強い国土づくりへの提言」が取りまとめられたことを踏まえ、東北圏広域地方計画の見直しを進めているほか、その他の広域地方計画について総点検を実施したところであり、引き続き、災害に強い地域づくりへの取組み等を進めていく。今後は、これらの結果も踏まえ、総合的な国土政策を引き続き推進していく。