◯5 木材利用の推進  木材は、加工に要するエネルギーが他の素材と比較して少なく、多段階における長期的利用が地球温暖化防止、循環型社会の形成に資するなど環境にやさしい素材であることから、公共工事に木材利用推進を図っている。  「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」等に基づき、平成23年5月に「公共建築物における木材の利用の促進のための計画」を策定し、木造化や内装等の木質化に取り組んでいる。25年11月には、同法に基づく国の実施状況について公表した。また、地方公共団体と協力し設計段階における手引き書として、同年6月に木材利用の導入ガイドラインを公表した。  そのほか、地域材等を活用した木造住宅・建築物の整備の推進のため、地域材を使用した木造長期優良住宅や先導的な設計・施工技術を導入する大規模木造建築物等の整備に対する支援、地域における木造住宅生産体制の整備、担い手の育成等に取り組んでいる。 図表II-8-2-4 木材利用の整備事例