コラム (株)海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)の設立 1.JOINが設立されました  平成26年10月20日、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)が設立されました。JOINは、海外の交通・都市開発事業に対し、出資と事業参画を行います。JOINの活動を通じて我が国事業者による海外インフラ市場への参入促進が図られ、我が国の競争力が強まることが期待されます。  JOINの設立に当たっては、民間企業(インフラ関係業界等)から約54億円、政府から54億円、それぞれ出資を受けました。また、政府の予算として26年度財政投融資計画で585億円を計上、27年度においても372億円の予算が計上されており、今後、プロジェクトの進展に応じ、政府からJOINに対して追加的な出資が行われることになります。 2.発足式にて  設立日には、丸の内のJOIN事務所にて発足式が開催され、看板除幕が執り行われました。  太田国土交通大臣は、設立に関わった関係者への謝意とともに、「インフラ海外展開は国が総力をあげて取り組んでいる課題であり、自分としても支援の重要性を痛感しているところ。そういう状況で、この機構が発足することは大変力になると思っている。」旨を述べ、関連インフラ企業の機構活用による海外進出への期待を示しました。  また、JOINの波多野社長は、「機構が担うべき役割、責任は大変重大であり、大変チャレンジングな課題だと痛感している。これからの日本の成長・発展に貢献し、大臣から頂きました激励の言葉に精一杯応えるよう、また、大臣自ら先頭になってインフラ海外展開を行ってこられたことを範とし、社員一丸となって全力を尽くす所存である。」旨を述べました。 JOINロゴ JOIN看板除幕式にて 3.早期のプロジェクト支援に向けて  JOINは、社員数18名の体制でスタートしました。設立以降、JOINには、多くの海外インフラプロジェクトの情報が寄せられています。現在は、第一号プロジェクトへの支援の実現に向け、社員一同、一丸となって案件の審査に取り組んでいます。一日でも早く、出来るだけ多くのプロジェクトを支援できるよう、社員一同、各プロジェクトの事業性や政策効果等について、連日、入念な審査を重ねています。