■4 地球温暖化対策(適応策)の推進
気候変動による様々な影響に対し、政府全体として整合のとれた取組みを総合的かつ計画的に推進するため、政府として初の「気候変動の影響への適応計画」が平成27年11月に閣議決定された。
国土の保全をはじめ多様な分野を所管し、安全・安心な国土・地域づくりを担う国土交通省の適応策における役割は大きいことから、国土交通省が実施する適応策をまとめた「国土交通省気候変動適応計画」を政府の適応計画と同日に策定・公表した。
国土交通省としては、これまでも適応策の一環として、洪水、内水、土砂災害、高潮、渇水等の水災害に対する対策を積極的に推進してきたが、「国土交通省気候変動適応計画」の策定を踏まえ、さらにハード・ソフト両面からの総合的な適応策の検討・展開に取り組む。