第2章 生産性革命をもたらす戦略的なインフラマネジメント  第2章「生産性革命をもたらす戦略的なインフラマネジメント」においては、生産性向上等ストック効果最大化を目指した取組み事例や、民間事業者のインフラに対する意識調査等により、インフラ整備と民間活動との関係をより具体的に論じていく。  まず、第1節「ストック効果最大化を目指して」において、「ストック効果」発現事例のうち、主に民間企業の経済活動等に影響を与え、生産性向上につながっている事例を紹介するとともに、インフラがもたらす様々なストック効果を把握するための「見える化」等の取組みや、ストック効果最大化に向けた国土交通行政の最近の取組みを紹介する。  次に、第2節「官民連携によるインフラの効率的な整備と運用」において、PPP/PFIの活用による新たな民間需要の創出や、インフラの効率的な整備・運用の事例を紹介するとともに、地域づくりに役立っている事例や国土交通行政の取組みを紹介する。  さらに、民間事業者側の視点に立ったインフラ整備の方向性を検討するため、第3節「民間事業者の意識結果と分析」において、インフラのユーザーである「民間事業者」に対する意識調査(アンケート調査)により、第3次産業の生産性向上、防災・災害対策、高齢化社会への対応、イノベーションといった各種政策課題に関する企業活動とインフラの関わりや、生産性向上等ストック効果最大化を目指して、インフラ整備側・利用者側双方に求められること等を明らかにする。