■2 流域マネジメントの推進
流域の森林、河川、農地、都市、湖沼、沿岸域等において、人の営みと水量、水質、水と関わる自然環境を良好な状態に保つ、又は改善するため、水循環に関する施策を通じ、関係する行政などの公的機関、事業者、団体、住民等が連携して活動することを「流域マネジメント」としている。これを推進するため、地域の実情に応じ、「流域水循環協議会」を設置し、基本方針を定める「流域水循環計画」を策定し、流域の適切な保全や管理等を実施するものである。
平成28年度は、「先進的な流域マネジメントに関するモデル調査」として3団体の取組みの実態調査や活動支援を実施したほか、健全な水循環の維持又は回復に取り組む各地域の計画を国として初めて取りまとめ、29年1月16日に「流域水循環計画」の第一弾として17計画を公表した。