第1節 地球温暖化対策の推進
コラム 下水道イノベーション〜“日本産資源”創出戦略(生産性革命プロジェクト)
下水汚泥は、従来は廃棄物として埋立などで処分されてきましたが、近年は技術の進歩等により、バイオガス、汚泥燃料、肥料等の多様な資源として活用できる「日本産資源」と捉え、下水汚泥を徹底的に活用し、輸入に頼るエネルギーの地産地消や、農業の生産性向上に大きく貢献していきます。
【日本の下水汚泥の利用状況】
【下水汚泥のポテンシャル】
全国の下水処理場で発生する汚泥は、約110万世帯分の電力を発電するエネルギーを保有。
下水処理場に流入するリン全量を農業利用すれば、海外から輸入するリンの約10%(約120億円/年)相当の削減に貢献。
【目標】
1)徹底的な活用で、下水汚泥のエネルギー・農業利用率を、約25%(現状)から約40%(2020年)に向上
2)年間約200億円相当のエネルギーを、化石燃料に代わって下水汚泥から生産
■ 創エネルギー分野における徹底活用戦略
●民間主導のバイオガス発電等を促進
●地域のバイオマスを集約し、スケールメリットを発現
【バイオマスの集約利用イメージ】
■ リン資源等の農業利用(BISTRO下水道)
●下水汚泥肥料の印象革命により下水道発で農業における生産性を向上(収量増、肥料代削減)
【下水汚泥肥料の活用効果(佐賀市の農家の事例)】
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