12 建設業における働き方改革〜長時間労働の是正、給与・社会保険、生産性向上〜  建設産業が地域の守り手として持続的に役割を果たしていくためには、若者をはじめとする担い手の確保・育成を図るとともに、働き方改革に取り組んでいくことが重要です。国土交通省では、働き方改革をより一層推進するため、平成30年3月に「建設業働き方改革加速化プログラム」を策定し、以下の3分野における認識を関係者の間で共有しました。 1)長時間労働の是正  週休2日制の導入の後押しや、適正な工期設定を推進します。 2)給与・社会保険  建設キャリアアップシステムを活用した技能と経験にふさわしい処遇(給与)や、建設企業の社会保険加入の徹底に向けた環境を整備します。 3)生産性向上  建設生産システムのあらゆる段階におけるICT等の活用や、建設業従事者に必要とされる技能の習得を効果的・継続的に行う「建設リカレント教育」等によって生産性向上を図ります。  こうした取組みを官民一体となって推進し、建設業への入職を促進し、誇りを持って仕事に打ち込めるような環境整備に取り組んでいます。  詳細は第6章第3節9.(2)建設産業の担い手確保・育成を参照 ■建設業団体に対して働き方改革の要請を行う石井国土交通大臣